STORY
今を切り撮れ、一撃必撮!舞台は夏の北海道東川町。
仲間と目指すのは、全国高校写真部の頂点
「写真甲子園行くのに、楽しいことなんかひとつもあらへん。でもな、行ったらほんま人生変わるで」熱く語る大阪、関西学園写真部の顧問、久華英子(秋野暢子)。写真部員の尾山夢叶(笠菜月)、山本さくら(白波瀬海来)、そして伊藤未来(中田青渚)の3人は、高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」に出場し、「挑戦した人だけが見える世界」を体験したいと願っていた。一方、東京の進学校である桜ヶ丘学園3年生の椿山翔太(甲斐翔真)は、たったひとりの写真部員。大学進学に写真は役に立たないと他の部員は辞め、部室も無く、廊下の隅で活動している状態だった。受験勉強に専念するよう執拗に校長(緒形幹太)に反対されながらも、今年の夏が最後のチャンスとなる写真甲子園に、翔太はどうしても出場したいと思っていた。唯一の理解者は、写真部顧問、高島晃(河相我聞)だけ。しかし、写真甲子園は3人がひとチーム。翔太は、受験勉強に必死の幼なじみの中野大輝(萩原利久)と、ボランティア部に所属している後輩の霧島絢香(中川梨花)に頼み込み、なんとかチームを結成する。ただし、絢香はカメラすら持っていない超初心者であった。「写真甲子園」は、年に一度、夏の北海道東川町で開催される。全国から毎年500校以上の応募があり、その中から初戦、ブロック別審査会を勝ち抜いた18校のみが東川町の本戦に参加できる。初出場にして念願の本戦出場を勝ち取った桜ヶ丘学園。また同じく本戦に駒を進めた関西学園は、部員たちの想いを背負って夢叶、さくら、未来の3人が本戦の地、北海道東川町へとやってきた。全国から精鋭18校が集結し、遂に全国高校写真部の頂点を争う熱き戦いの幕が切って落とされた。大会中、夢叶や翔太のチームを次々と襲うトラブル。挫折や葛藤に心折れそうになったときに気づく仲間との絆。青春のすべてを賭けて必死にシャッターを切る選手たちは、「挑戦した人だけが見える世界」を目にすることができるのか、そして高校写真部日本一の行方は…。