INTRODUCTION

イントロダクション

夏の北海道東川町を舞台に、葛藤や挫折に直面しながらも、
一枚の写真に青春のすべてを賭ける高校生たちの熱き姿を描いた青春ストーリー

1994年の第1回大会開催から始まった、全国高校写真部の日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」が遂に待望の映画化となった。写真に青春を捧げる高校生たちの熱き姿を、本戦の舞台となる北海道東川町の美しい自然とともに描き出したのが、『ぼくらの七日間戦争』(88)、『ほたるの星』(03)、『早咲きの花』(06)はじめ、その作品が高く評価されている菅原浩志監督。北海道出身である監督自ら脚本も担当している。日本一を目指し「写真甲子園」に出場する大阪、関西学園写真部メンバーには、『早咲きの花』以来、二度目の菅原監督作品出演となる笠 菜月、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)の白波瀬海来、「Sho-Comi プリンセスオーディション2014」グランプリの中田青渚。一方、ライバルとなる東京桜ヶ丘学園写真部メンバーを演じるのは、「仮面ライダーエグゼイド」のパラド役で注目される甲斐翔真、『3月のライオン』(17)の萩原利久、そして現在、北海道を拠点に活躍する中川梨花と、ブレイク必至、大注目の若手俳優陣が集結した。甲斐、中川のふたりは本作が映画初出演ながらも大役に抜擢されるなど、そのフレッシュな顔ぶれも話題となっている。また、ドラマ、舞台で活躍している宮崎秋人が大会係員役を、姉の平愛梨と美人姉妹としても注目を浴び、主演最新作『ReLIFE リライフ』が話題の平祐奈が“伝説の少女”役を演じるなど、ストーリーに重要なアクセントを与えている。さらに生徒たちを時には励ましながら見守る写真部顧問役を演じた秋野暢子、河相我聞はじめ、緒形幹太、中西良太、金山一彦、小柳友貴美、北見敏之に加え、椅子工房の職人役に世界を股にかけて活躍する千葉真一をキャスティングするなど、そうそうたる実力派俳優陣が作品に、より一層の厚みを与えている。

本作には、実際の「写真甲子園」において大会審査委員長を担っている、日本写真界の第一人者、写真家、立木義浩、また、映画『子ぎつねヘレン』の原作者としても知られる獣医師・エッセイスト・写真家の竹田津実が、本人役にて特別出演を果たしているところも面白い。主題歌と挿入歌は、日本を代表するアーティスト、大黒摩季が担当。物語の舞台となる北海道出身の彼女にこそお願いしたい、との菅原監督からの熱烈なラブコールにより実現した。大黒摩季が手がけた楽曲が映画を更にパワーアップさせている。全国高校写真部の日本一を決める「写真甲子園」を映画化し た本作は、「写真の町」として知られる北海道東川町の悲願でもあった。北海道の大自然、東川町の美しい映像とともに、挫折や葛藤に仲間たちと立ち向かいながら、写真に青春のすべてを捧げる高校生たちの熱き姿を描いた青春ムービーの傑作が遂に完成しました、是非、お楽しみください。

「写真甲子園」とは

高校写真部の日本一を決める全国大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」。毎年夏、北海道東川町で本戦大会が開催される。1994年の第1回大会に始まり、今年(2017年)で第24回目を迎える。3人でひとチームを構成。毎年500校を超える応募数から、「初戦審査会」に続き、「ブロック別審査会」を勝ち抜いた18校(原則)のみが本戦大会へのキップを手にする。東川町での本戦は、3ステージで争われ、ステージ毎に「作品テーマ」が与えられる。最終的に、3ステージの合計ポイントにより、全国高校日本一の写真部が決定する。