3月4日、東川町と旭川日赤病院は連携協定を締結しました。町にとって医療機関との連携協定締結は初となります。
当日行われた締結式では、牧野憲一旭川赤十字病院院長と松岡市郎東川町長が協定書に署名を行いました。
協定の内容は、東川町から旭川日赤病院に対するCIR(国際交流員)による通訳支援、旭川日赤病院からは東川町で生活する留学生に対する医療支援となっています。
東川町にはJETプログラムにより10か国から11名の国際交流員(CIR)が在籍しています。国際交流員は、国際理解活動をはじめ、留学生への対応など本町の国際交流業務に大きな役割を果たしています。一方、旭川赤十字病院は、上川圏域における高度医療機関の一つとして地域医療の中核を担っています。
近年上川圏域では外国人の診療機会が増加しており、圏域医療における一つの課題となっています。また一方で、東川町では高度医療診療は旭川市の医療機関に頼らざるを得ない状況にあり、地縁を持たない外国人留学生にとって、万が一の際にスムーズに診療を受けることができる体制を整えることが重要な課題となっています。
このことから、今回本町と旭川赤十字病院が連携し、双方の強みを生かした包括連携を図りそれぞれがもつ課題に対応することで社会貢献につなげるため包括連携協定の締結を行うこととしたものです。
協定締結により、留学生に安心して東川町を選んでもらえるとともに、CIRの大きな使命である国際貢献にもつながることが期待されます。