東川町より町長、議長をはじめ、行政団体及び関係機関、団体の長等10名が、11月28日から12月1日の日程で、ロシア サハリン州 アニワ市を訪問しました。
訪問は、在ユジノサハリンスク日本国総領事館の紹介により、北海道の自治体との交流に興味を持つアニワ市と、今後の交流について意見交換を行うため実施したものです。
アニワ市はサハリン州の州都、ユジノサハリンスク市の南西に位置し、自動車で45分程度の場所にあります。人口は約9,500人、周辺の14市町村で構成する広域行政体、アニワ区の中心自治体となっています(区の人口は14,500人)。過去には留多加と呼ばれ、日本にとっても関係の深い町となっています。
訪問団は、アニワ市民から盛大な歓迎を受け、特に学校では生徒たちが事前に日本文化や東川町についての理解を深める学習を行っており、民族音楽やダンスなどで心温まる歓迎をいただきました。訪問期間中にはアニワ市の文化センターにて映画「写真甲子園 0.5秒の夏」が上映され、多くの住民が集まるなど日本や東川に対しての興味の深さがうかがわれました。
最終日には市長、議長等と今後の交流についての意見交換を行い、今後、教育と文化を中心に交流を進めていくことを確認しました。
サハリンは天然ガス資源が豊富なこともあり、ユジノサハリンスク市を中心に開発が進んでいます。一方で広大な土地が広がっているほか、新千歳空港からわずか1時間程度と北海道から非常に近く、さらなる発展と北海道との交流拡大の可能性を感じます。
東川町とアニワ市では今後両地域の交流を深めていきたい考えです。